「リュネヴィル刺繍」と「オートクチュール刺繍」二つの言葉は同じ刺繍を指しているように思われがちですが、実は同じではありません。
オートクチュール刺繍とは?
リュネビル刺繍、ビーズ刺繍、リボン刺繍、GOLD WORK、etc...
様々な刺繍技術を総合的に用いた刺繍装飾の総称。
オートクチュール(高級仕立て服)の世界を支える様々な刺繍技術。
リュネビル刺繍とは?
フランスのリュネヴィル地方発祥のかぎ針を用いた刺繍技術。
元はレース制作の流れを汲むもので、チュールやオーガンジーに
糸とかぎ針でチェーンステッチを施す刺繍技法が始まりとされており、
糸にビーズやスパンコールを通して刺繍する技法が生まれたことにより
オートクチュールには欠かせない技術となったかぎ針を用いた刺繍の名称。
リュネヴィル刺繍の特徴は?
①糸にビーズやスパンコールを通して刺繍をすることにより、
早く正確に美しくビーズやスパンコールを刺繍することができる。
②手刺繍では困難な、非常に細かい糸でのチェーンステッチを
正確に刺繍することができる。
③刺し直しが簡単にできる。
針刺繍でもリュネヴィル刺繍と同様の見た目に刺繍することが
できないわけではありません。
でも、リュネヴィル刺繍で刺した方が、圧倒的に美しく早く刺繍することが
できます。
また、下の写真のように細かいステッチは針刺繍では時間がかかりすぎて
ほぼ不可能。
リュネヴィル刺繍の真骨頂はビーズやスパンコールと思われがちですが
実はミクロなチェーンステッチにある!とさえ言えると思っています。
お教室のご見学時では作品をご覧いただきコースや受講方法のご説明のほかに
かぎ針(クロッシェ)で糸やビーズで刺繍するところをご覧いただけます。
また、1day2day lessonは、レッスン日以外の日程もご受講可能です。
コンタクトよりお気軽にお問合せください。