昔から、刺繍やジャガードの服が好きでした。
中でも、Dries van notenは私の中で特別な存在。
私の中では、DIORの服が建築であるなら、ドリスの服は絵画。
ドリスの真髄はジャガードや刺繍などの生地にある感じていて、
ドリスの生地は彼の内側にあるものが表に湧いて出てきたもの、
彼そのもののように感じます。
例えば、モネの絵がモネというフィルターを通して見たものが透過されて
絵画として現れる、画家の内面そのものであるのと同じように。
これだ!ってものに出会った時は、雷に打たれたような感覚になりますよね。
ドリスの服との出会いもそうだったけど、
オートクチュール刺繍に出会った時も、まさにそんな感覚!!
時を重ねても色褪せないもの、歳をとっても愛せるものに出会ったら、
その感覚を大切にしたい。